平成29年度総会~認知症ケアと地域との共生~のご報告
5月10日ウィンクあいちにて、平成29年度の総会・特別講演・事例発表会を開催しました。総会にて、山本ゆかり会長より挨拶。
続いて、愛知県健康福祉部高齢福祉課担当者様よりご挨拶を頂戴しました。
総会後、実践発表会に移り、主催者の愛知県地域密着型サービス外部評価機関連絡協議会の岡田光正会長の挨拶。
続いて、愛知県健康福祉部高齢福祉課介護保険指定・指導グループの坂上様より行政報告を頂戴しました。
続いて、楽しみにしていた特別講演!
「ゆとり認知症ケアの勧め~虐待をどうくい止めるか~」
講師は、「鼻めがねという暴力」の著者、林田俊弘氏(NPO法人きみさんち理事長・有限会社自在取締役社長)です。ネット上でうまく表現されている書き込みをお借りして書くと、「虐待をしそうな人はどんな人で、その人をどう排除するか、という視点ではなく、誰にでも、そしてどこにでも虐待を引き起こしてしまう要素、きっかけがあるのだ」という前提で虐待を考え、集団心理(いじめの構造)や介護職員が追い詰められる環境をどう防ぐか、に視点を当てた現場目線のお話をしてくださいました。
ご自身の苦い体験がもとになっているので、氏もこの講演をするのが、今でもお辛いようです。できれば話したくない、という思いと闘いながら、でも誰にでも起こりうる悲劇を起こさないよう、介護職員が心の傷を残さないよう、依頼があればお話はします、とおっしゃっておられました。
会場は盛況です。
さて、最後にメインイベントの実践発表です!
1、グループホーム円頓寺東館 「私の住まいはグループホーム。~もう一度働きたい。小さな1歩から~」
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2、グループホームメナージュかずえ 「生きていることへの喜びを~模擬体験を通して再確認する~」
3、グループホーム白珠 「認知症ケア・理念で実践~みんなの力でみんなの幸せを~」
4、グループホームサマリヤの家・グループホームうらら 「方言 あののんで広がる地域の繋がり」
5、いやしの里ハナモト グループホーム 「未来に花開け!介護の芽 ~子供たちへの啓蒙~」
6、グループホームプルミエールさなげ 「自然の恵み、人の想い、そして地域との育み 環境の力を生活の糧にすること」
タイトルだけ見ても素晴らしいものばかり!そして内容は、タイトルに負けない素晴らしい取り組みの実践の発表でした!(毎回、他の事業所が素晴らしすぎて、自己を省みた筆者はため息ばかりです。)
上田副会長による表彰式。全事業所が表彰されました。
参加者のみなさま、長丁場、お疲れさまでした!