名古屋支部第2回研修会のご報告

今年度2回目の名古屋支部研修会「地域包括ケアシステムにおける認知症グループホームの役割」を2月28日に開催いたしました。100名の会場がほぼ満席の盛況ぶりでした。

まず、上田副会長のご挨拶。

前半は、名古屋市の担当者おふたりからのお話。まず、健康福祉局高齢福祉部地域ケア推進課の木村彰宏氏の「グループホームにおける認知症カフェについて~認知症になっても安心して暮らせるまちを目指して~」。名古屋市の高齢化や認知症対策について、認知症カフェの現状やカフェの運営基準等を、とてもわかりやすくご説明いただきました。

名古屋市のお二人目は、名古屋市認知症相談支援センター 認知症地域支援推進員 山本文香氏の「グループホームにおけるなごや認知症カフェ実践事例紹介」。緑区のカフェあさひや中川区のニチイ認知症カフェ春田の取り組みをご紹介いただき、カフェ運営の効果やグループホームのカフェならではの強み等、今後の開設へのモチベーションが高まるようなお話をいただきました。

後半は、日本福祉大学 健康科学部リハビリテーション学科准教 来島修志先生による研修 「認知症カフェに活かす回想法~認知症にやさしいまちづくりを目指して~」。

回想法の実践・研究に長年かかわっておられる来島先生は、興味をそそられるお話がとてもお上手で、われわれのようなアラ還・アラフィフには懐かしいネタのオンパレードでした。

北名古屋市回想法センター 恵那明智回想法センターの取り組み・活用法等、具体的にお示しいただきました。

そして、昔ながらの井戸端会議や世代間交流の復活の大切さ、地域・まちが認知症の方を囲んで自然と支え合っていける関係性の構築、といったお話で締めくくられました。昭和の半ば生まれとしては、平成生まれの世代に回想法が引き継がれていくことを願っています。

広報担当